2001.10.09(火) |
昨年秋は雨で、今年の春は遅い雪にたたられて2回も流れている「北八・お池巡り」。リーダーの周平さんは「今回は歩けないほどの横殴りの雨風でない限り行くぞーー」と気炎を上げていました。昨年、秋に下見をして、春には雪の様子を見に行って雪にはまった(つい手が勝手に打ってしまって・・・ごめんね)怨念が火種となっているのでしょう。ペンション風路に集合して、3台の車に分乗して出発です。するとどうでしょう、朝から厚い雲に覆われていた空が明るくなり、すっぽりと八ヶ岳を覆っていた雲が少しずつ流れていき、時折青空がのぞくようになりました。八ヶ岳の西を巻くように車は走り、奥蓼科へと向かうとそこはもうすっかり紅葉していました。国道299号から左折してピラタスの下を横切り、大石峠を越え、林道・夢の平線に入りました。標高が高くなるに連れ霧が立ちこめ、「これでは霧の中のハイキングかなー、残念だなー」と思っている内に車は大河原峠に到着。車を降りてビックリ。霧の中に到着したはずなのに、アッという間に霧が晴れて行くではないですか。 |
サー身支度をしっかりして、リーダーの挨拶の後、大河原峠を出発して双子山に向かいます。双子山まではクマザサの中に、あまり大きくないシラビソや樅の木が点在する、眺めのよい、なだらかな斜面をひたすら登ります。振り向くと前の山の向こうに蓼科山が雲の中から半分顔を覗かせていました。大した登りでもないのですが、歩きはじめなのと、思いの外暖かく、一汗かいてしまいました。みんなも途中で一枚ずつ上着を脱ぎ始めました。風もなく、穏やかな陽が降り注ぎ、この時季としては最高のハイキング日和です。30分も歩くと双子山の山頂に着きました。 |
この2枚、顔がほとんど解らないのがいいですね。 | ||
枯れ草に覆われたなだらかな山頂(2223m)です。 |
唐松林の中に現れる朱色に見とれたり、一本の大きな木(右の写真)に驚いたりしながら変化ある林の中をらひたすら下ります。霧も晴れたり、立ちこめたり、青空が出て紅葉の葉が真っ赤に輝いたり・・・。約30分も歩くと双子池です。 |
左は雄池で、このまま飲料水としている雄池は、池の畔りに「水筒とカメラ以外は持込み禁止」と書かれた立札形っている。ここでは湖畔での飲食も禁止です。とりあえず雄池に行ってみましょう。残念なことに霧に包まれています。肉眼では霧の向こうに綺麗な紅葉を見ることができましたが、写真ではちょっと無理ですね。 双子池は北八ヶ岳、大岳2382mの北麓にある山湖で、爆裂火口が大岳の溶岩流によって1つの池が2つに分断されてしまったので双子池というそうです。 |
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霧の向こうはきっと⇒ | ||
♪霧にーー抱かれてーー静かに眠うるー♪ちょっと古いかな? | 昨秋、風路さんが下見にきたときの写真です。 |
ではお隣の雌池に行って楽しいランチとしましょう。こちらも薄く霧がかかっています。しかし湖畔は明るく、鏡のように彩り鮮やかな木々を写しています。木道に腰を下ろしてランチとしました。やがて霧も晴れてきて、ポカポカと暖かなランチタイムでした。 |
おしゃべりに花咲いたランチも終わり、湖畔の道を歩きながら次の亀甲池へと進みます。時折強く陽が差すと、光り輝く紅葉の葉の向こうに、深緑に光る湖面が見え、このコントラストがなんともいえず、大きな歓声が上がります。ランチを取ったところの反対側に来ると、ちょうどランチしたところが真っ赤に燃えていて、赤い屏風の前で私達はお食事していたのですね。 |
大河原峠から双子山に登り、山頂を越え、かなり下って着いた双子池。でも下見をしたリーダー修平さんと和子さんによれば、この先は大きな上り下りはないとか。そうそう、今日はラクチンなお池巡りのはず。やがて双子池・雌池から右に道は離れていきます。なんだか薄暗い、苔むした原生林の中に入り込んできました。大きな岩を越え、倒木を越え・・・・・・・アレレ??もう大きな上り下りはないのではなかったの?ザックからお腹へと移動したお弁当のせいで、ちょっとからだが重くて、前を歩く修平さんにブツブツ言ってしまう。修平さんはこんなの登りでないと反論する。 |
白い杉茸 | ゴゼンタチバナの実 |
文句を言いつつも原生林の道は楽しく、それでも「一年できっと道が大きく変わったんだね」というイヤミを言うのも忘れないで、息を弾ませながら登り、クマザサに覆われた道を少し下ると亀甲池が輝いて見えてきました。双子池を離れてから約30分位歩いたでしょうか。こちらは先の優しげで幽玄な双子池とは違い、ごつごつした岩が湖面からでています。そのせいか日本庭園を思わせる景色です。双子池も亀甲池もともに火山でできた湖でどこにも流れ出していない湖だそうです。 |
亀甲池は湖底に亀甲模様がみられることから付いた名前です。夏には干上がってしまうこともあるとか・・ | ||
亀甲池から天祥寺原(写真右)までは平坦な道を歩き、ここから大河原峠へと、視界の開けた草原にモミやシラビソが点在する様ななだらかな丘陵を登るのです。ここを登りきれば朝出発した大河原峠です。峠に着いたとたんまた麓の方から霧が上がってきて、車で来た道を戻る頃はすっかりと霧の中でした。歩いている間だけ晴れていた今日のお天気でした。 お天気に感謝。こんな素敵なコースを選んでくれた修平さんと和子さんに感謝。そしていつも楽しく歩いてくれる仲間達に感謝。 |
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